結婚式でのメイク

■太田母斑の子どもを持つ親の気持ち

両親はどういう気持ちだろうと考えてみました。
想像でしか言えませんが、病気を持つ本人と同じくらい、両親も辛い思いをしているのではないかと思います。
私は太田母斑が発症した時にはすでに親元を遠く離れ生活をしていましたので、会う度に、症状が進んでいく様子は明確だったと思います。
その当時、自分だけが辛いと思い、両親の気持ちを考えることもありませんでしたが、今になって思えばとても苦労をかけてしまったんだな。。。と、反省しています。それと同時にいつも励ましてくれた事に感謝しています。
この病気を持つ子どもさんのご両親は皆一様にご心配されていることと思います。
病気を治す事は本人にしか出来ませんが、精神的な支えによって辛い治療も少しは楽になるのではないでしょうか。
頑張っていれば、いつかきっと、努力が報われる日が来ると信じています。

■結婚式でのメイク

１９９８年に海外で結婚式を挙げました。その時に一番心配していたのはメイクの事です。
カバーメイクを使っているので他の方にメイクをお任せするわけにはいかず、予めプロデュースをお願いしていた担当の方に「ファンデーションだけは自分でぬりたいので、その後の仕上げをメイクさんにお願いします」と伝えておきました。
結婚式当日は早起きしてゆっくりカバーメイクをして、現地のメイクさんを待ちました。
来てくださったメイクさんはとてもいい方で、リラックスしてメイクをお任せ出来ました。
それから、写真やビデオも一生残るものですから、出来るだけ綺麗に撮ってほしいですよね。
カバーメイクをしていて肉眼ではわからなくても、場合によって写真には写る事があります。
現地の担当の方（日本人）に、「左の頬にアザがあるので、写真やビデオはなるべく右側から撮っていただけませんか」とお願いしました。
ところが「全然気になりませんから大丈夫ですよ！」と、なかなか応じてくれず、了解してもらうまでに、とても悲しい気分になってしまいました。
こういう細かい部分も日本で打ち合わせておけばよかったと反省しました。
これから結婚を考えている方にとって、結婚式は嬉しい反面不安も多いと思います。
最高の結婚式にする為にも、不安に感じることは後回しにせず、早めに相談し解決することをおすすめします。